MY SOUND GEAR
YAMAHA FG301B
実はフォークギターは小学校5年生の頃、従姉妹から貰った白いフォークギターがあった。それは、従姉妹がピアノを買った際におまけで付いてきたものとのことで、ベニヤの薄い板で作られ、ネックや指盤の造りも悪く(フレットのバリが酷かった)ペラッペラな音で弾きにくいものだった。せっかくギターを手に入れたという事で、母親の職場の後輩が週に1度うちに来てくれて、ギターを教えてくれたのだが、その人はクラッシックギターメインだったので、同じ教本で練習すること自体無理な感じで、6年生に上がる頃には教わるのを辞めてしまっていた。
しかし、ギターへの執着はどこかに有って、中学1年の誕生日(4月)に父親が誕生プレゼントとしてきちんとしたギターを買ってやるというので、一緒に近所のコ○ドー楽器に行って、店頭に並んでいる何本かを試奏した上で購入したのがYAMAHAのFG301Bだった。FGはヤマハの入門グレード、30は価格が3万円台、1は一番上位機種、Bはドレッドノートタイプという意味だと知ったのは20歳過ぎてからだ。詳細なデータは下記。
FG-301B
胴型: ヤマハドレツドノート
弦長:636
表板:エゾ松(赤エゾ松⇒現在は入手困難な材)
裏板:パリサンドル(マダガスカル産のインディアン・ローズウッド、本紫檀、ハカランダに近いとされ最近では高級材として扱われている)
側板:パリサンドル
棹:ナトー(マホガニーに似た音響特性を持ち、やや固い材)
指板:パリサンドル
下駒:パリサンドル
現在のFG301B。経年で大分黄ばんだがまだまだ綺麗。
5年ほど前に意を決してピックアップを組み込んだ。
それからこのギターは宝物になった。友人の兄貴のフォークギターが真っ黄色いので理由を聞くと「わざと西日に当てて色焼けさせた」と言うので、うちのギタ娘ちゃんは絶対にそんな目には合わせない、とばかりに買った時についてきたハードケースにいつも入れておき、弾くときだけ外に出すようにした。日の当たる場所に出しっぱなしにした事はおそらく一度も無いと思う。
購入時に付いてきた(紙製?)ハードケースは15年ほど前に傷んでしまったので、ネットオークションで見つけたヤマハ純正のハードケースを購入した。5年ほど前にハードオフでディマジオのマグネチックピックアップを格安で見つけ、以前フレットのすり合わせをお願いした、つくばのミュージックプ○ントで組み込んでもらった。ネックに大きなトラブルもなく、今日もバリバリ弾いている。