MY SOUND GEAR
Greco Jazz Bass Type
中学3年生の時、フレッシャーのバイオリンベースの音に不満を感じてきた頃、父の友人が「息子のお下がりで良かったら」とくれたグレコのジャズベースタイプ。当時は楽器の知識があまりなく、写真もほとんど残っていないため、ヘッドにグレコ以外に何が書いてあったか覚えていない。
いただいた時は相当に弾き込まれていて指盤の上に脂が沢山溜まっている状態だったので、当時神経質だったこともあり、2週間くらいかけて掃除をした記憶がある。ネックの反り等はなく、かなり使える音であったので、以降JBの音色が自分の中のデフォルトになってしまった。
3トーンサンバーストでローズ指板、ブロックポジションでバインディング有りという仕様で、ネックジョイントは4点止めだった。最初はべっ甲のピックガードをつけたまま使っていたが、高校生になる頃にはピックガードを外してジャコ・パストリアス・モデルっぽくして使っていた。
この写真は高校2年生時に、YAMAHAのイーストウェストの予選に出た際に撮られたもの。演奏している曲はおそらくオジーオズボーンのS.A.T.Oあたりだと思う。この頃は上下真っ白のドクター・フックの衣装を着ていた(汗)。
手に入れたばかりの頃の写真。右側の友人が弾いているのがピックガードを外す前の状態。当時のメインアンプはYAMAHAのトランジスタ30Wベース・アンプ。
ヘッドにはっきりと「Greco」と書いてある
このベースは高校を卒業する際後輩に「高校卒業をする際にやる気のある後輩に無償で譲ること」「同じ約束をさせること」を条件にあげてしまった。当時ベースは高い買い物だったしね。
※グレコ(Greco)は1960年に神田商会が自社のプライベートブランドとして設立されたギターやベースなどの楽器関連のブランド。 本格的なエレキギターの販売は1963年からで、設立初期には富士弦楽器製造(現:フジゲン)に発注しOEM製造を行なっていた。 現在は自社グループのダイナ楽器や韓国の楽器製造会社のコルトが製造している。Westminsterという更に廉価版のブランドも展開していた。グレコは、1960年代後半から1970年代にかけてコピーモデルのVBシリーズ(カール・ヘフナー社製500-1のコピーモデル)や、EGシリーズ(ギブソン製レスポールのコピーモデル、成毛滋をアドバイザーとして)を続々と生産。グレコは、偽造品製造しているとしてギブソンに訴訟を起こされた1980年以降からコピーモデルの販売が縮小し、自社オリジナルモデルにも注力し、1981年発売のBoogieシリーズ(BG800)、GOシリーズを初め、ミック・ラルフスモデルなどアーティストモデルも製作、2005年には高級ギターメーカーとして知られるゼマティス(Zemaitis)との正規ライセンス契約によりグレコ・ゼマティス(Greco Zemaitis)シリーズを展開、さらに現在はゼマティスを傘下に収めてブランドを再興している。