MY SOUND GEAR
Ibanez AR-550CS
高校1年生の時、SG1000を買ったイケベ楽器水道橋店でやはり一目惚れしてしまったIbanez(当時はイバニーズと呼んでいた)AR550CS(チェリーサンバースト)。実は写真が一枚も残っていない。とても美しい虎杢のメイプルトップで深みのあるクリア塗装の下で木目がピカピカ光っていた。また金属パーツもゴールドのため豪華で、白いパールのペグも高級感があった。
AR300との大きな違いは3バンドのイコライザーを内蔵している事で、かなり広いレンジの音作りができるようになっていた。アクティブとパッシブをスイッチで切り替えられるのだが、電池が消耗してくるとパッシブの音もヘタってきて、電池が無くなると音が出なくなる、という不思議な回路だった。
ネックは激細で、弾いている最中に指盤の端から弦が落ちてしまう事しばしばあった。重さはSGと大して変わらなかったかも。超程度が良い中古を月賦で買ったのだが、完済しないうちに練習スタジオにしていた民家に置きっぱなしにしていたのを、ドラムの友人がさらに他の友人に(拙とは直接の友人ではない)に貸してしまい、そのまま借りパクされてしまった。返還を迫ったのだが、親や兄弟と共に借りパクした証拠を見せろと開き直られてしまって、結局泣き寝入り。確か中古でも12万5千円した高級ギターだった。
※アイバニーズ(Ibanez)は、日本の楽器メーカー、星野楽器のギター・ベースに名を冠されるブランド。第二次大戦前に星野書店の楽器部として創業、星野楽器が輸入していたスペインのギター製作家サルバドール・イバニェス(スペイン語版、英語版)の工房がスペイン内戦によって廃業した後、星野楽器が商標を買い取った事が始まり。1908年、星野書店の楽器部として創業。かつてIbanezの日本語表記は「イバニーズ」であったが1980年代の末頃、英語読みをカタカナ化した「アイバニーズ」を正式な呼称と改めた。1970年代後半から1980年代にかけて一斉を風靡したニューミュージックバンド、オフコースのギタリスト、鈴木康博にAR(Artist)シリーズを提供し広告塔としていた。1980年代のヘヴィメタルブームのただ中、1987年にスティーヴ・ヴァイのシグネチュア・モデルJEMを発表、同時に同様のデザインのRGを誕生させ、これが以後同ブランドの看板モデルとなった。またその後も、ジョー・サトリアーニやポール・ギルバートらと積極的にエンドースメント契約を結んで人気が高まり、1990年代中盤以降もコーン、リンプ・ビズキットなどのヘヴィロックのミュージシャンに支持されて行くようになる。オフスプリング、ペニーワイズなどのメロコア勢にも多数使用されていた。前出の他、パット・メセニー、ジョージ・ベンソン、フランク・ギャンバレ、ジョン・スコフィールドらジャズ・フュージョン系のアーティストにもギターを提供し、シグネイチャー・モデルを生産した。 事実上世界初の市販化となった7弦ギターやエクストラロングスケールのギターなど、先進的な製品を発売することでも知られている。さらに2008年には8弦エクストラロングスケールギターを発売、2009年には7弦ベースを発売、2014年には9弦28インチスケールギターを発売している。
当時の撮影したものが無いのでオークションサイトから借りてきた画像