MY SOUND GEAR
ZENON ZES 80T Red
全音が1965年ごろに発売したZESシリーズエレキギターの3ピックアップ仕様。ネットで購入したが、ぬめっとした朱色に近い赤がとても印象的で、状態も非常に良かった。ボディスタイルはジャガーやジャズマスターのような感じだがホーンが短くふたまわりくらい小さい。この時期のギターにしてはあまり重くない。トレモロアームは欠品。
4つのスイッチは上からフロントピックアップのON/OFF、ミドル、リアと続き、一番下はリズム/ソロスイッチ。理屈上はピックアップの様々なミックス音が楽しめるはずだが、どの組み合わせでも同じような音色なので、あまり違いを感じなかった。
このギターの最も大きな特徴は超フラットな指盤と細いフレット、そして極太のネックである。初期のテスコも太いが、これは極太でナット幅も広く、むしろクラシックギターに似た感触(でも弦は鉄弦)。ボディスタイルと色はとても気に入っていたのだが、とにかくネックの太さに閉口し、しばらく部屋のオブジェになった後に手放す事に。
※株式会社全音楽譜出版社(ぜんおんがくふしゅっぱんしゃ、英名:Zen-On Music Company Limited)は、音楽関連の事業を展開する日本の企業である。主な事業は、楽譜や音楽関連の書籍の出版、および楽器や関連小物の製造販売、音楽教育など。1931年に創業。本社は東京都新宿区。楽器事業では、音楽教育向けのリコーダーや鍵盤ハーモニカ「ピアニー」、打楽器などを製造販売しているほか、モラレスブランドとしてギターも製造し、エレキブームの際にはモズライト・ギターのコピーモデルが人気を博している。楽器事業としては後発だったため、販売開始当初クラシック音楽家の肖像画を描いたカレンダーを作成し楽器を購入した学校におまけとして配布したところ好評を博し、学校の音楽室に肖像画が掲げられるようになる。後に文部省(現・文部科学省)が1967年(昭和42年)に「教材基準」を整備するにあたって音楽家の肖像画を含めるようになり、商品として「世界大音楽家肖像画集」が扱われるようになっている。2014年3月、株式会社全音楽譜出版社の発行済株式の全部を株式会社河合楽器製作所が取得、完全子会社化した。