MY SOUND GEAR
Danelectro Long horn Bass Capper
ダンエレクトロのロングホーンベースで、近年のリイシュー物である。確かこのベースはブルーバーストの木製ブリッジのタイプも持っていたような気がするのだが、画像が見つからない。このモデルはTHE WHOのジョン・エントウィッスルやCreamのジャック・ブルースが使っていたので、一度弾いてみたかった。
ボディは中空構造で軽く、ピックアップはボディ裏のネジで高さを調整できるようになっている。ネックはショートスケールだがきちんとテンションがあってとても弾きやすい。音もしっかり低音が出るので楽器としてちゃんと使える。椎名林檎も「発育ステータス」で使っていた。
気に入っていたのだが、あまりバンド等で使用する機会に恵まれず、本数整理のために手放してしまった。
※ダンエレクトロはギター、ベース、アンプ、エフェクターに特化したアメリカの楽器/アクセサリーメーカーである。ネイサン・ダニエルにより1947年に設立され、1940年代を通してシアーズローバック社、モンゴメリー社のためにアンプを製造。1954年にはダンエレクトロブランドのソリッドボディ・エレクトリックギターおよびアンプの製造を開始。同時に下請けとしてダンエレクトロブランドではなく契約先の店舗ブランド(たとえばシルヴァーストーンやエアライン)のでのギター、アンプ製造も行った。後のホローボディギター(コスト削減、工期短縮のためメゾナイトや合板で作られた)はシルヴァーストーンが栗色のヴィニールカヴァー、ダンエレクトロは軽いツイードのカヴァーという違いで区別され、双方ともデュアルピックアップモデルにはスタックタイプのトーン/ボリュームノブが使われ、また口紅のケースにメカニズムを詰め込むという発想による「リップスティック・ピックアップ」が使用された。これらのラインは、そこそこ高音質なギターを低価格で提供することを目指した実用的ギターである。 1990年代後半、エヴェッツ社がシルヴァーストーンとダンエレクトロの古いギターのコピーと、新たに設計したコンパクトエフェクターおよび小型アンプの販売を開始した。