2018年9月2日に公開した「【161】コミックシリーズ１８　ホームかみしばい　ケロヨンの名探偵」につきまして、藤代清治美術館様から「違法なので消してください」とコメントがありましたので公開を停止いたしました。

このソノシートを発売した美研の行為が違法なのか、このソノシートをYouTube上で公開したこちらが違法なのかは判りません。以前は演歌関係やアニメ関係はこういった指摘が多く寄せられ、強制的に公開停止になったものが多かったのですが、近年は著作権者の考え方が変わってきたことで（おそらくスタジオ・ジブリの影響です）再生による広告収入を著作権者に提供することでほとんどが許可になっておりますので驚きました（もちろんコンテンツ登録時点でYouTubeから著作権侵害の指摘などは入っておりません）。

 著作権者や管理者の皆様にご理解いただきたいのは、ほんのちょっとの著作権に固執して他者に公開させない・利用させないことで、リアルタイムにそのコンテンツに触れていない世代には忘れさられてしまい、却って著作権料が減収となり、イベント展示や商品化からも遠のいてしまうということです。昔相当に知名度があったコンテンツでも、今の方々は全く知りません。そこに気づいたジブリや小学館は率先してTVやYouTuberや二次創作者にコンテンツを提供し「忘れられない努力」をしています。

また、YouTubeにあらかじめ申請しておくと、著作物を使用したコンテンツが登録された際に、自動的にそのチャンネルの持ち主に著作権の警告として「公開不可」「公開可能（条件：そのコンテンツで得られた広告収入は全て著作権者に帰属）」「公開可能（条件：そのコンテンツで得られた広告収入はチャンネル管理者と著作権者で折半）」「公開可能（条件無し）」のいずれかを選択して公開条件として突きつけることができます。

このチャンネルは「ソノシートという昭和文化を後世に残す」ために始めた活動ですので、ここで得た広告収入は次のソノシート購入に充てておりますが、公開しているソノシートによっては全く広告がつかないものや、全額著作権者に帰属するものが多くあります。しかし、目的が上記のようなことであるため気にしておりません。

なんでもかんでも「人の著作物を使って個人的に利益を得るなぞけしからん」という判断ではなく、このチャンネルがどのような意図でその著作物を紹介しているのかを理解いただき、必要があれば直接そのコンテンツのコメントに書くのではなく、プラットフォームを提供しているYouTubeに然るべき手続きをされることをおすすめします。