MY SOUND GEAR
Fender Precision Bass '65
先日、ビビっと来るものがあって一桁万円でポチしたベースが、神田出張から帰って来たら届いていた。とりあえず、触るのを躊躇する程汚れていたので(だから他に入札する人が少なかったのかも)、ざっと仕事をしてから分解清掃を(作業前画像は撮り忘れ)敢行。
そして、恐ろしいことに気づく。画像を見た時から薄々思っていたのだが現物をみて確信。これ、プレCBS期の本物じゃね?そうだったとしたら、超ラッキーなんですけど!ヽ(´▽`)/
①ネックの指板が黒檀(エボニー)のように真っ黒なハカランダで薄いラウンド貼り
②ペグはギアの巻き数の少ないタイプ
③フロントピックアップのコイルが色の暗いタイプ
④ネックポケットに半分だけ塗装がのっている
⑤ボディバックのコンターが深い
⑥ネックジョイントプレートに刻まれた生産番号が1965年製を指している
惜しむらくは、何故かピックガードやブリッジを外さないまま塗装剥離してニス塗りしたボディ、オリジナルのコントロール部分をちょん切ってコントロール部分だけべっ甲柄で付け足したピックガード、交換されたブラスナット、よくわからないブリッジ、トーカイの部品がついたリアボリュームとトーン、そして順反ったネック。
ペグを外して、柔らかめのワイヤーブラシとウェスで磨いたところ、ベタベタのニスが落ちてかなり綺麗に。ペグを外したネックもあらためてオレンジオイルとウェットティッシューで掃除。ペグの下のギアが当たる部分の処理が丁寧で感動する。ネックスタンプを探すも、ほとんど消えてしまって読めず。併せて、アルミのシムが入っていたのを抜いて、トラスロッドを締めて順反り矯正してみた⇒1/4締まったがもうロッドは限界。微妙なのは、リアピックアップが増設されたのが、かなり昔と思われ、いまついているジャズベのリアピックアップ自体が貴重品の可能性があること。
追記
その後、楽器店にリペアに出してネック調整、トラスロッドエンドの付け直し、ピックガードの作り直し、コントロールを2連スタックに変更などを行い、すっかり実践で使える状態になって帰ってきた。なお、最初付いていたコントロールも相当昔に組まれた2連スタックであったことも判明。ピックガードは白い部分が本物で、コントロール回りのべっ甲が後付とのこと。作り直したピックガードは白の3プライ。