題名：和田弘とマイナスターズ「お座敷小唄」④

収録：１．ふられ狐（作詞：成沢昌茂、作曲：八州秀章）

　　　２．夜霧の街をひとりゆく（作詞：山上路夫、作曲：大野正雄）

制作：日本ビクター株式会社

発行：ビクター出版株式会社

番号：SMB-3021

定価：380円

※和田弘とマヒナスターズとは、スチールギター奏者の和田弘をリーダーとする日本の音楽グループであった。ハワイアン、ムード歌謡の第一人者として知られる。ハワイアンのサウンド、コーラスワークと作曲家の吉田正によるメロディを融合して、フランク永井や松尾和子らと並び、それまでにない都会的で斬新な歌謡曲（ムード歌謡）を生み出し、昭和30年代から40年代前半にかけてムード・コーラスグループの第一人者として数多くのヒット曲を世に送った。

※成沢 昌茂（なるさわ まさしげ、1925年（大正14年）1月29日 - 2021年（令和3年）2月13日）は、日本の脚本家、映画監督。1941年に松竹京都に入社、溝口健二に師事する。1944年、日本大学芸術学部卒業。1952年に大映と契約、溝口の「噂の女」「新・平家物語」「赤線地帯」など、次々と巨匠と組んで名脚本を書き続けた。1962年に監督に転身、1970年から映画を離れ、NHK連続人形劇「真田十勇士」を担当。

※八洲 秀章（やしまひであき、1915年（大正4年）6月2日 - 1985年（昭和60年）12月30日）は昭和期の作曲家。21歳で上京し、YMCAのオラトリオに参加。その後、山田耕筰に師事。1937年（昭和12年）、「詩と歌謡」に投稿した「漂泊の歌」が同年ポリドールで東海林太郎の歌声でレコード化され作曲家デビュー。

※山上 路夫（やまがみ みちお、1936年（昭和11年）8月2日 - ）は、日本の作詞家、実業家。作曲家のいずみたくと共同でCMソングや流行歌などを多く手掛け「世界は二人のために」「夜明けのスキャット」「水戸黄門主題歌」「瀬戸の花嫁」「学生街の喫茶店」「ひなげしの花」「ガンダーラ」など大ヒット曲多数。

※大野 正雄（おおの まさお、 1931年10月23日 - 2019年3月12日）は日本の作曲家。 戦後復興期の歌謡曲を多数作曲したほか、朝日テレビの長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」のテーマソングの作曲など大衆的なもの知られているが、交響曲「大阪」、交声曲「蔵王絶唱」、協奏曲などを手掛けるなど、幅広いジャンルに携わった。