今日のソノシート
【1024】SONO HIT ALBUM No.15 菅原洋一「かあさんの歌/惜別の歌」
題名:ソノレコードSONO HIT ALBUM No.15
収録:1.かあさんの歌(作詞・作曲:窪田聡)
2.惜別の歌(作詞:島崎藤村、作曲:藤江英輔)
唄 :菅原洋一
発行:SONO-RECORD
定価:120円
※ソノレコードは、ノーベル書房の山本一哉社長がソノシート専門の出版社として立ち上げた会社。後発だった為、朝日ソノラマが商標登録しているソノシートの名称が使えず、ソノレコードとして販売。「明星」や「週間読売」の付録などをきっかけに、全国的なソノシート会社に。昭和45年(1970)倒産。
※菅原 洋一(すがわら よういち、1933年(昭和8年)8月21日 - )は、日本の男性歌手。国立音楽大学大学院修了。1958年に歌手デビューをする。しばらくの間ヒット作に恵まれない不遇を味わったが、1965年に発売した「知りたくないの」が2年後の1967年に入ってからヒット、80万枚を超える売上を記録、同年、NHK紅白歌合戦にも初出場を果たす(以降1988年まで通算22回連続で紅白に出場)。
※1961年当時、菅原洋一はソノレコードと専属契約を結んでいたらしい。菅原洋一氏が歌手として一番低迷していた時期の録音である。アルバイト的なものだったのだろうか。
※窪田 聡(くぼた さとし、1935年 - )は日本の作詞家。1954年(昭和29年)に開成高校を卒業した後、合格していた早稲田大学に進学せず、文学を志して家出。埼玉県でうたごえ運動の中心として活動した。
※島崎 藤村(しまざき とうそん、1872年3月25日(明治5年2月17日) - 1943年(昭和18年)8月22日)は、日本における詩人又は小説家。「文学界」に参界し、ロマン主義に際した詩人として「若菜集」などを出版する。さらに、主な活動事項を小説に転じたのち、「破戒」や「春」などで代表的な自然主義作家となった。藤村の詩の「椰子の実」「海辺の曲」等は、歌としても親しまれている。
※「惜別の歌」は中央大学の学生歌として、召集令状が来て戦地に赴くことになった学友に、昭和19年に島崎藤村の詞に法学部在学生だった藤江英輔氏が曲を当て、哀惜の情を込めて歌ったものとのこと。