今日のソノシート
【1185】ギターできく最新歌謡曲ベスト16「ウナ・セラ・ディ東京/夏の日の想い出」
題名:SONO-JOURNAL257 ギターできく最新歌謡曲ベスト16
収録:1.ウナ・セラ・ディ東京(作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰)
2.夏の日の想い出(作詞作曲:鈴木道明)
演奏:舟山幸一とギター・アンサンブル
発行:現代芸術社
定価:490円
備考:1965年発売
※「ウナ・セラ・ディ東京」(ウナ・セラ・ディとうきょう)は、1964年に発表された日本の歌謡曲である。1963年にザ・ピーナッツが「東京たそがれ」として歌いあまりヒットしなかったが、イタリアの歌手ミルバが本曲を歌ったことを契機に一気にブームとなった。ザ・ピーナッツの「東京たそがれ」も曲調とアレンジを一部変更し「ウナ・セラ・ディ・東京」として9月に再発売され、ヒットした。
※「夏の日の想い出」は、日本のハワイアン歌手・日野てる子が1965年に発表したシングル盤レコード。 日野の代表曲として知られる曲で、冬の浜辺を舞台に夏の日の恋を想い出す女性の心情を爽やかに歌い上げる佳曲となっている。ミリオンセラーを記録するヒット。
※舟山幸一は、浜坂福夫と伊藤翁介の両氏に師事してギター奏法と音楽理論を学び、小山四雄マンドリン・オーケストラでは第一奏者として活躍し、各レコード会社からはギター独奏のレコードも発売。その後フリーになり、1959年にはハイドン音楽祭参加、1960年には現代音楽祭で前衛音楽の大御所、ジョン・ケージと共演して注目。正確でバランスのとれたテクニックの持ち主で、澄んだ冷たさをたたえた音色には知的精彩がある。
※現代芸術社(げんだいげいじゅつしゃ)は、現代芸術協会において月刊誌『テレビドラマ』の初代編集長を務めた長嶋武彦らが1960年10月に設立したフォノシート出版社で「SONO-JOURNAL」を発行した。1961年から1967年まで通号数300を超えており、そのラインナップは子供向けから民謡まで、比較的落ち着いたタイトルで占められている。規模拡張に伴い編集部を、4月に新宿区角筈から四谷へ、さらに年末には永田町へ移した。後年は直木賞作家全集 、芥川賞作品全集なども刊行した。ソノシートが2005年(平成17年)に国内生産を終了し、ジャーナルも廃刊に。