今日のソノシート
リーダーズ・ダイジェスト出発の歌試聴用レコード
題名:リーダーズ・ダイジェスト
ステレオ・レコード・アルバム 出発(たびだち)の歌
試聴用レコード
ナレーション:白石冬美
著作番号:JASLAC SH-4601
制作:リーダーズ・ダイジェスト
注釈:この試聴用レコードは”ダイナグルーブ”録音ではありません
※wikipediaから「リーダーズ・ダイジェスト日本版は1946年6月に創刊された。誌名は『リーダーズ ダイジェスト』だが、「リーダイ」の略称で親しまれた。当初はほとんど全体がアメリカ版の翻訳だったが、1970年代中頃から日本語版オリジナルの記事が3割ほどになっていた。通信販売の広告が非常に多い雑誌でもあった。1986年に休刊となった。」
※リーダーズ・ダイジェストは当時レコード販売をプロデュースしており、その販促用に作られたソノシート。商品のレコード情報は下記サイトに詳しいので収録曲等は参照願いたい。
http://www.cd-coda.com/sell/ana/etc/va_ho_fork10_3.htm
※ダイナグルーブ録音については、当時の日本ビクターのLPに以下のように記載があったので参考までに転記。
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このダイナグルーブ方式のレコードは、録音するときからレコードになるまで、数々の新しい研究の成果を組合わせて、これまでにない明快な音を生み出しています。
これは、最新の電子技術、音響心理学、品質管理技術により、新しい録音機器、電子頭脳、品質管理方式を開発して生み出したレコードです。
4つの特色
1.どんな音量でも輝くような音が聞けます。
プレーヤーの音量をどんなに小さくしぼっても、低音から高音まで鮮明に聞くことが出来ます。
2.完全なプレゼンス(臨場感)が得られます。
このレコードでは、いつも生々しい演奏を聞くことができ、コンサート・ホールにいるような印象を受けます。
3.歪がないこと
このダイナグルーブ方式のレコードでは盤面の内側でも音が歪みません。
4.そのまま皆様の機械にかけて完全な音が聞けます。
ダイナグルーブのレコードは、どんなステレオ電蓄でも、これまでにない素晴らしい音が聞けます。
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詳細を読んでも良くわからないのだけど、おそらく後年のドルビーとかLOUDNESSとかに近い技術だったのでは?レコードの録音技術はSP盤の頃からメーカー毎にかなり複雑な事情があるようなので、いつかそちらに詳しい方に聞いてみたい。ステレオ電蓄という表現がなんとも時代を感じる。
※白石冬美さんは、TBSラジオの深夜放送番組『パックインミュージック』においては、1967年から野沢那智とのコンビでパーソナリティーを務め、『ナチ・チャコパック』または『ナッチャコパック』と呼ばれ、同番組最長の15年間のロングランを記録した。ちなみにナッチャコの由来は野沢のあだ名“ナッチャン”と白石のあだ名“チャコ”に由来している。『月刊愛川欽也・キンキンのパックインミュージック』ではキン・チャコパックという名で親しまれていた。
※収録曲のヒットの時期を考えると1971~72年頃に作られたのではないかと思う。