今日のソノシート
SONO-JOURNAL Vo.135 今秋のスクリーンから
題名:SONO-JOURNAL Vol.135 今秋のスクリーンから
収録:1.スペンサーの山
2.南海の楽園
番号:a-3、JASRAC 7872
発行:現代芸術社
※現代芸術社(げんだいげいじゅつしゃ)は、現代芸術協会において月刊誌『テレビドラマ』の初代編集長を務めた長嶋武彦らが1960年10月に設立したフォノシート出版社で「SONO-JOURNAL」を発行した。1961年から1967年まで通号数300を超えており、そのラインナップは子供向けから民謡まで、比較的落ち着いたタイトルで占められている。規模拡張に伴い編集部を、4月に新宿区角筈から四谷へ、さらに年末には永田町へ移した。後年は直木賞作家全集 、芥川賞作品全集なども刊行した。ソノシートが2005年(平成17年)に国内生産を終了し、ジャーナルも廃刊に。
※『スペンサーの山』(原題:Spencer's Mountain)は、1963年制作のアメリカ合衆国の映画。アール・ハムナー・ジュニア原作の小説をデルマー・デイヴィス監督(兼脚本・製作)、ヘンリー・フォンダ主演で映画化。音楽はマックス・スタイナー。
※南海の楽園(なんかいのらくえん、原題:Il Paradiso Del Sud-mare)は1963年のイタリア映画である。日本公開は1963年の9月。5人の共同監督作品であり、「緑の魔境」のジャン・ガスパーレ・ナポリターノ監督の遺作となった作品。南太平洋の島々や南米の秘境に足を踏み入れたドキュメント映画である。最後の楽園と言われたタヒチをはじめ、文明から程遠い原始的な生活をしている人々を捉えつつ、また、奇習、因習、不思議な習わし等を紹介するも、奇しくもモンド映画ブーム真っ只中にあり、ナポリターノのフィルモグラフィーの中では若干モンド映画色を加えた作風となった。
※どちらの映画も1963年公開なので、このソノシートも同年の発行と思われる。